失語症

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脳の解剖、脳神経を覚えるためのアプリです。

失語症とは
・一旦獲得された言語知識が、大脳の損傷によって障害された状態。
・他の機能障害(知能低下、精神障害、神経心理学的障害、構音障害など)によるものではない。
・「話す」「聴く」「読む」「書く」の全てのモダリティ(言語様式)が障害される。

古典的分類(ボストン学派)

標準失語症検査マニュアル


SLTAのマニュアルです。持っていると役立ちます。
失名詞失語(健忘失語)
流暢・復唱良好・聴理解良好
・病巣:特定不可(側頭頭頂葉、ブローカ領域、後頭葉などが重要といわれている)
・発話:喚語困難、語性錯誤と、それによる迂言。
・最も軽度の失語症で、発症当初から失名詞失語の場合と、他のタイプの失語が回復して失名詞失語になる場合がある。

超皮質性感覚失語
流暢・復唱良好(意味理解は伴わない)・聴理解不良
・病巣:側頭-頭頂-後頭葉接合部など
・発話:語性錯語(音韻性錯語は(−)が多い)、ジャーゴン、エンプティー発話、喚語困難、反響言語
・音読、書取は障害される。類音性錯書、類音性錯読
・側頭‐後頭葉中心の病巣→重度の聴理解障害、語性錯語が頻発
・頭頂‐後頭葉中心の病巣→軽度の聴理解障害、語性錯語が比較的少ない、ゲルシュトマン症候群の合併が多い
・予後は比較的良好(失名詞失語に移行することが多い)

伝導失語
流暢・復唱不良・聴理解良好
・病巣:縁上回、弓状束、島
・発話:音韻性錯語、接近行為、喚語困難
・音韻性錯読、錯書

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ウェルニッケ失語
流暢・復唱不良・聴理解不良
・病巣:環シルビウス言語領域後方(側頭葉、角回、縁上回など)
・発話:音韻性錯誤、語性錯語、ジャーゴン、錯文法、喚語困難、迂言、エンプティー発話、語漏
・病識の低下が多くみられる
・上側頭葉中心の病巣→音韻レベルの障害が目立つ(発話・聴理解ともに)。読解と書字は比較的保たれることが多い。
・中側頭回から下側頭回中心の病巣→意味レベルの障害が目立つ。語音識別は比較的良好。
・頭頂葉中心の病巣→聴理解は比較的良好で、錯語が少ない。読み書き障害が目立つ。

超皮質性運動失語
非流暢・復唱良好・聴理解良好
・病巣:ブローカ領域の前方‐上方(前頭葉背外側)、補足運動野を含む前頭葉内側面、側脳室前角の前外側部白質
・発話:無言症、発話開始の遅れ、保続、声量低下、語流暢性の低下
    (発語失行はない、呼称は比較的良好、語頭音ヒント有効)
・ブローカ領域の前方‐上方の病巣→実行機能障害の影響:保続、語流暢性の低下(力動性失語)
・補足運動野を含む前頭葉内側面の病巣→運動開始の障害の影響:無言症、発話開始の遅れ、声量低下(補足運動野失語)
・失名詞失語に移行することが多い

言語聴覚士のための失語症学


失語症について、かなり詳しく書かれています。
超皮質性混合失語
非流暢・復唱良好・聴理解不良
・病巣:ブローカ領域の前方,上方、側頭‐頭頂‐後頭葉接合部
・発話:反響言語、補完現象(自発話は少ない)
・復唱以外の全てのモダリティが重篤に障害される
・病識の低下が多くみられる
・予後は不良のことが多い

ブローカ失語
非流暢・復唱不良・聴理解良好
・病巣:ブローカ領域、中心前回,後回、環シルビウス言語領域前方(島など)
・発話:発語失行、失文法、無意味語の発話、残語、喚語困難、錯誤、再帰性発話、声量低下、自動的発話と意図的発話との乖離
・文字言語は口頭言語より障害される
・書字は読解より障害される

stroopバナー失語
全失語
非流暢・復唱不良・聴理解不良
・病巣:環シルビウス言語領域前方,後方を含む広範囲な病変
・発話:発語失行、残語、再帰性発話
・聴理解:日常物品がいくつか可能な場合が多い



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